心について学ぶと、客観的に自分を見ることができるようになる
ここは「街に心の栄養を~まちココ~」と名づけられていますが、「心の栄養」についてしっかりお伝えします。
あなたたあなたの子どもたちが、「楽に、自分らしく」生きていくためにとても大切ですので、何話かにわけてお伝えいたします。
「心の栄養」というキーワードは、「交流分析」という学びの根幹になります。
交流分析(こうりゅうぶんせき、Transactional Analysis,TA)とは、1950年代後半に、精神科医エリック・バーン(Eric Berne)によって提唱された一つの心理学理論である。
交流分析とは人格と個人の成長と変化における体系的な心理療法の理論である。(Wikipediaより)
と、ざっくりwikiには書いてあります。
そして客観的に自分を見つめるためには、交流分析の中の「自我状態」という考え方が有効です。
「自我状態」についてWikiにはこんなふうに書いてあります。
エリック・バーンは、精神が子供の頃の経験によって形作られるP(Parent)、A(Adult)、C(Child)の3つの自我状態があると仮定した。
また、それぞれの状態は更に分割される。親の象徴は通常、養育的な親(NurturingParent)(寛容的、保護的)か、規範的な親(CriticalParent)のどちらかである。子供の行動は、自由な子供(FreeChild/NaturalChild)(自然奔放)か、他者順応な子供(AdaptedChild)のどちらかである。それぞれの状態は、個人の行動、感情、思考において影響を与え、有益的(積極的)または、破滅的/反生産的(悲観的)になるといえる。(Wikipediaより)
実際の場面を想像してみてください
ちょっと例をだしてみますね。
【朝から一緒に遊びに行こうとした友達が15分たっても来ない。連絡もない。】
そんなときのあなたはどんな気持ちになりますか?
そのときの気持ちの例として、5パターン出してみますね。
①「あいつ約束やぶりやがって!!」と怒る。
②「途中で何かあったのかな?」と心配する。
③「とりあえずメールしてみるか」と冷静に考える。
④「ま、いいか!」と自然な感じで。
⑤「あれ?私が時間を間違えたかな。」と自分が悪いかな?と思う。
よく、感じてみてくださいね。
いかがでしょうか。近い気持ちはありましたか?
ひとつではないかもしれません。①と⑤を移動したり、②と③を移動したり、様々じゃないでしょうか。
待っている相手によっても大きく違うかもしれませんし、もう少し長い時間を待つとなると、また違うのかもしれません。
まずは、自分の気持ちに気づくことが大切です。想像の世界でも大丈夫ですので、自分はどんなときにどんな気持ちになるのか、よく味わってみてください。
だんだんと、自分を客観的に見ることができるようになるはずです。