好きな人や仲の良い人、身近な人につい意地悪をして、人間関係がこじれてしまうということはよくあります。
意識をして意地悪をしている場合もありますが、その多くの場合は無自覚です。
「あれ?さっきまで仲良く話していたのに、喧嘩っぽくなってきちゃった」という経験は、誰にもあるのかもしれません。
「ねえちょっと相談にのってくれない?」と、友達に言われ、いろいろとアドバイスしている間に、「私、なんでこんなにイライラしているんだろう」?と思った経験はありませんか?
「こじれるコミュニケーション」になってしまっているのかも
もともとアドバイスを求められているはずなのに、アドバイスを続けているとコミュニケーションがうまくいかなくなってしまうことがよくあります。「こちらは善意で話をしているのに(むしろ話をしてあげているのに)、なんでこっちが嫌な気持ちにならないといけないの?」ってことですね。
そこは、人間関係の簡単ではないところです。
「あれ?おかしいな」と思ったら。
こじれるコミュニケーションになりそうなとき、ひとつだけ良い方法があります。アドバイスを続けて、うまくいかなくなったら、「あなたはどうしたいの?」と聞いてみましょう。そこで相手が考え始めることによって、冷静になり、いったんフラットな気持ちに戻ります。その冷静さを取り戻すことが、コミュニケーションにとってはとても大切なことになります。
相手の立場に立つということ
できるだけ、相手の立場にたって「プラス」になるコミュニケーションを心がけてみましょう。
そして、貰う立場になったとき、「プラス」をそのまま受け取りましょう。周囲の人たちに無理やり貰ってもOK。そして、自分自身でも自分をもっと認めてあげる声掛けをしてみてはいかがでしょう。
子育ての時も、もちろん同じです。
もしかしたら本当は「お母さんやお父さんに褒めてほしい」と思っているのに、それが貰えないと思っているから、わがまま言ったり、怒ってみたり、妹や弟に意地悪したり・・・、そんなこともあるかもしれません。
子どもの「心の栄養」を貯めることが、子どもとの良いコミュニケーションの秘訣なんです。
でもそのためには、まず自分の「心の栄養」を貯めること、です。
まずは、家族や友人に褒めてもらってください。強要してOK!さらにそれを素直に受取ってみましょう。
「私、頑張ってる?よね?!」→「そうよね!」みたいな感じで全然OK!貰いまくってくださいね。