男子が好きな子に意地悪する
昔から漫画などでもよくある状況で、もはや「あるある」ですが、いじめるまではなくても女の子にネガティブなアプローチをして嫌われてしまう男の子は多いです。むしろ、女の子が男の子に、という場合も最近は多いのかもしれません。
「うちの子、なんでいつもこんな状態なのかな?」とお悩みのお母さんの参考になれば幸いです。
子どもだけでなく大人も?
それは「愛情の裏返し」というだけではなく、もっと根本的な問題なのかもしれません。実は、大人たちでさえ、同様のことを繰り返しているのです。本当は愛されるべき存在なのに、わざわざ嫌われようとしている人、あなたのまわりにもいませんか?
心の栄養は人との関わりそのもの
「人との関わり」には3種類あると言われています。
それは、「プラス」「マイナス」「ノンストローク(関わりが無い)」の3種類になります。
① プラスの関わり
受け取る側が嬉しいと感じるコミュニケーション
例:「褒める・撫でる・抱きしめる・などなど」
② マイナスの関わり
受取る側が嫌だと感じるコミュニケーション
例:「殴る・罵声・冷たい目線・などなど」
③まったく関わりが無い
そもそもまったくコミュニケーションがゼロの状態
「無視・そもそも存在を知らない」
どれが一番嫌です?②でしょうか?
殴られたりするより、何もされない方がマシだと思う人もいらっしゃるかもしれません。
でも、実は人間にとって一番キツイの状態は、③だと言われています。
実際に生きていけないと言われています。
だから③(ゼロ)にならないように、②(マイナス)でも欲しいと思ってしまうのです。これが、小学生男子が好きな女子に意地悪をする秘密です。
本当は愛されたくても
本当は「○○君のことが大好き!」(プラスの関わり)と言ってほしいのはやまやまなんですけど、「○○君、誰それ?全然知らないんだけど」(関わりが無い)のは悲しすぎるので、「○○君のことなんてキライ!」って言ってもらったほうがまだマシだということです。
子育て中のお母さんに伝えたい
そんな息子さんをお持ちのお母さん、優しい目線で見てあげてくださいね。
「○○ちゃんに好きって言ってもらうには、どうしたらいいかな?」と一緒に考えてあげることも効果的だと思います。
また、子どもはお母さんが大好きです。もし、お母さんが「意地悪されてるな」と感じたら、叱るのではなく、一旦「お母さんもあなたのことが大好きよ!」というメッセージを伝えてみてください。